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DIYで葬儀はできるの?

人を弔うのに、資格は必要ありません。

ただ葬儀業界では民間資格で『葬儀ディレクター』1級2級というものがあり、葬儀会社に勤務する社員はほぼほぼ取得しています。それは伝統的な美しい葬儀を遂行することを主眼に置いた、いわゆる葬儀とはこれである、という常識をトレースするための資格という印象があります。日本人は伝統を重んじる民族なのでこれはこれで正しい在り方だと思います。私自身も取得しております。

しかしながら、現状を踏まえると葬儀に多額にお金を掛ける余裕のない人の割合が増えてきました。今までの常識通りに弔うことができない代わりに、弔い方も多様性を帯びてきました。

現行の法の下では、火葬することとお骨を墓地に埋葬することが定められているだけなので、あとは自由です。自由とは言っても制約はあります。今の時代亡くなる場所は病院か施設が多いので、亡くなったら速やかに運び出さなければなりません。必要なのは、移動手段(自家用車でも可)と安置場所とお棺です。あとは火葬場に予約をし自治体が発行する火葬許可書を取得する必要があります。それには死亡届と死亡診断書あるいは死体検案書が必要になってきます。知識が必要ですが、申請もご自身で行うことができます。

ということでDIYは可能ですが、とっさにこれらを準備することは通常不可能なので、葬儀屋さんにお願いする方がほとんどなのです。

当社はDIYに近い考え方で葬儀を施行する葬儀社ですので、ご遺族の方にご協力をいただきながら経済的なご負担を軽くできるサービスをご提供しております。